時に自分の命よりも大切で、何かを成すための強い動機になるもの。それが「愛」ではないでしょうか? 歳星の詠んだ短歌が、あなたの心に響けば幸いです。
喜びがいや増す愛の錬金術 人と人との違い活かして
テーマ : 短歌 ジャンル : 小説・文学
ツーショット 野獣の側に寄り添った麗しの君ぼくだけのベル
頚木(くびき)より解き放たれし恋心熱き涙のはらはらと舞う
抱き寄せし君が瞳を零れ散る 愛しきなみだ乙女さながら
はにかんだ微笑のような昼の月 愛しき君の面影に似て
逢えぬ夜にひとり仰ぎし眉月の影の中にも月はありけり
試みに辛き記憶のかさぶたを そっとめくればにじむ鮮血
何もかも移ろいゆける世の中で変わらぬ愛に出逢う仕合わせ
後悔に満ちた過去でも変えられる 未来を拓く糧とするなら
縺れても捩れてもなお糸であれ いつか織りなす運命のため
Author:歳星 歳星とは、木星の異名です。恋の歌を中心に詠んでいます。「愛こそがすべて」は、最も好きな言葉のひとつです。宜しくお願い致します。